
事件名:青森市立浪岡中学校いじめ自殺事件
事件発生日:2016年8月25日
発生地域:青森県青森市
事件概要:中学校の当時2年生の女子生徒が、いじめを苦に、駅のホームから電車に向かって飛び込み、自殺をするに至った
加害者達のいじめ行為
①対面や携帯アプリ『LINE』で日常的に暴言を浴びせる
②女子トイレに呼び出し、暴行する
③所持品をゴミ箱に捨てる
④金銭を脅し取る
⑤万引きを強要する
⑥被害者の自宅の部屋を荒す
⑦自殺の練習をさせる
⑧被害者が死亡後も、侮辱する発言をする
加害者の処分
いじめに関係した同級生数人が児童相談所に通告される(その後の経過は不明)
教師等の処分
なし
第三者委員会の調査結果
市教育委員会が設置した第三者委員会は、報告書案で、「いじめが関わった死だが、自殺の直接の引き金とは断定できない」とした上で、被害者を「思春期うつだった」と記述した
草場弁護士によると、報告書案には、りまさんが「思春期鬱」だったとの記述があり、自殺がいじめによるものではないとの印象を与える内容だった。
遺族は、委員会の適格性を疑問視し、解任を求めたが、市教育委員会は応じず、報告書は、遺族の了解が得られず、答申されないまま、委員全員が任期満了で退任した
その後
やり直しの調査によって、自殺が「学校でのいじめが原因」と認定された
2016年8月、青森市立浪岡中学校2年の葛西りまさん=当時(13)=がいじめを訴えて自殺した問題で、父の剛さん(40)が15日、青森市内で記者会見し、市いじめ防止対策審議会(野村武司会長)の調査報告書原案について、学校でのいじめがりまさんの自殺の原因と記載していることを明らかにした。
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