
保護者はなぜ「いじめ」から遠ざけられるのか
平墳 雅弘 (著)
単行本 2017/3/27
内容
クラスの惨状をどれだけ訴えても、原因を探ることもなく、動かない。
個人情報をタテに何も教えてくれず、紋切り型の回答がくり返される。
保護者は何もわからず、何の解決もしないまま、子どもに「いじめ撲滅宣言」をつくらせて幕引きとされる─。
なぜこうなってしまうのか。
30年以上にわたり小中学校の現場に立つ現役教員が、親からは見えない学校の内側を、いま明らかにする。
目次
第I部◎親からは見えない学校の内側
1.学校の「いじめ調査」と「いじめ指導」とは
2.方針を決めているのはだれか
3.子どもは学校でどう過ごしているのか第II部◎”寝耳に水”から始まる親の苦悩
1.「学校はいいことしか言わない」……学校に二か月通いつめた母親
2.保護者同席の話し合い……いじめた側といじめられた側
3.何が親子を追いつめたのか……”問題児”とその親第III部◎”かやの外”からの脱却
1.これからの「いじめ認識」と「いじめ対応」
2.突破口としての保護者参加
3.学校側がすべきこと
4.子ども自身が解決すること
著者プロフィール
平墳雅弘(ひらつかまさひろ)
1956年、岐阜県大垣市生まれ。
小学校13年間、中学校24年間勤務。
専門は美術。
日本で初めて「子ども裁判」を考案・実践し、いじめや不登校をはじめとするさまざまな問題と向き合ってきた。
2003年、第35回中日教育賞受賞。2010年、国際コルチャック会議で「子ども裁判」の実践を発表し、NHKラジオ(全国放送)やテレビで広く紹介される。
著書に『日本初『子ども裁判」の実践』(国土社)、「生徒が生徒を指導するシステム」学陽書房、「子どもが解決!クラスのもめごと」(太郎次郎社エディタス)、『保護者はなぜ「いじめ」から遠ざけられるのか」(太郎次郎社エディタス)。
また、旅行記として「UFOが飛来する国ミャンマー」(文芸社ビジュアルアート)など。
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