
発達障害といじめ―“いじめに立ち向かう”10の解決策
キャロル グレイ/著
服巻智子/訳・翻案・解説
単行本 2008/12/25
クリエイツかもがわ
内容
発達障害の子どもたちは、なぜいじめのターゲットになるのか?
実態と具体的な10の解決策を提示し、日本での実践事例も紹介する画期的な本!
定型発達の子どもたちにも、ともに学び取り組める「いじめ防止プログラム」。
目次
第1部 いじめとは何か ─定義と実際
第2部 “いじめに立ち向かう”10の解決策─いじめ防止プログラムの実際
第3部 いじめに立ち向かう─保護者と専門家のために
第4部 日本での実践をすすめるために
著者プロフィール
キャロル グレイ Carol Gray
ミシガン州ジェニソン郡で、自閉症専門の教師として長年勤務。
その間、アスペルガー症候群や高機能自閉症の子どもたちに、社会的なルールを教える際に有効な視覚支援の教育法を、「ソーシャルストーリーズ」として発表。
各国の自閉症支援に権威ある人たちから強力な支持を受けた。
その後、同郡の自閉症専門の教育コンサルタントとなり、同郡内の教職員のサポートを続けるかたわら、世界中からの依頼を受け、専門家へのソーシャルストーリーズTMの指導を行っている。
ソーシャルストーリーTMが広まるにつれ、誤解や誤った用い方がされる危険性が高まったために、さらに内容を進化させた「ソーシャルストーリーTM10.0――新しい判定基準とガイドライン」(『お母さんと先生が書くソーシャルストーリーTM――新しい判定基準とガイドライン』2006年、クリエイツかもがわ発行)を発表、ソーシャルストーリーTMを学ぶ人の必携書となっている。
関連書に『コミック会話――自閉症など発達障害のある子どものためのコミュニケーション支援法』(明石書店)がある。
服巻智子(はらまきともこ)
閉症スペクトラム障害および発達障害を専門とする教育家。
佐賀大学教育学部卒。
福岡教育大学大学院中退。
(米)ノースカロライナ大学TEACCH部留学(1992~1993)。
(英)バーミンガム大学大学院留学(2000~2002)。
トニー・アトウッド博士(豪)のクリニックで2006年より定期的に継続研修を積む。
英・米・豪で自閉症支援を学び、自身の30年余におよぶ経験を生かし、乳幼児期から老齢期までの幅広い年齢層の発達障害のある人たちとその家族への教育福祉支援にあたっている。
国内の自閉症支援職にある人たちの専門性向上と後進の育成をめざし、発達障害への理解・啓発や支援ノウハウを伝えるセミナーやワークショップを全国各地で開催している。
発達障害者支援法の施行や佐賀県にある発達障害特化型支援機関NPO法人それいゆの立ち上げと発展に寄与した他、発達障害者支援佐賀県モデルの施策デザインと事業展開にかかわった。
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