
事件名:私立滝川高校いじめ自殺事件
事件発生日:2007年7月3日
発生地域:兵庫県神戸市須磨区
事件概要:私立滝川高校に通っていた当時高校3年生の男子生徒がいじめを苦にして飛び降り自殺した事件
加害者達のいじめ行為
①脅迫して、金銭の要求をしていた
各紙が県警の調べとして報じたところによると、男子生徒と少年らは06年秋、「パチ(ウソ)一つにつき、1人当たり1万円を払う」との罰ゲームを約束。
B、C少年は、男子生徒がウソをついたとして、A少年に命じて、07年春以降、金を催促する携帯電話のメールを送りつけさせた。
メールには6月下旬、B、C少年の名前も書き入れ、「夏休みまでに(フットサル同好会の)メンバーに3万円ずつ払え」と脅した。
そして、払えなかった場合には、「2倍の金額を2学期に払わせるか、退学にさせるか、登校拒否になるまでメンバーを勢ぞろいさせるかだ」などと迫った。
さらに、生徒が怖がっていた同学年のグループ名を挙げ、「あいつらからリンチされるぞ」などと繰り返した。
②偽物のブランド品を売り付けた
③髪の毛をモヒカンのように刈り上げた
④教室の机の上や鞄の中に紙粘土を入れた
「ネットに剃毛映像」とセンセーショナルな見出しで報じたのが「週刊新潮」07年10月4日号。
このほか、各メディアでは、少年グループの一人から偽ブランドのブレスレットを買わされた、髪の毛をモヒカンのように刈り上げられた、机の上やカバンの中に紙粘土が盛られた、など凄まじいいじめの数々が報道されている。
⑤使い走りの強要をしていた
⑥「学校裏サイト」で裸の写真や住所や電話番号などの個人情報を載せたり、中傷行為を行った
加害生徒逮捕後の、9月21日に記者会見を講堂で行い学校長は生徒の逮捕翌日から約40人に聞き取り調査を行ったこと、メールでの現金の要求にほかに3人の生徒がかかわっていたこと、前年の夏以降複数回にわたり教室の机の上や机の中に紙粘土を入れられるなどの継続的な嫌がらせがあったこと、インターネット上のいわゆる「学校裏サイト」にて中傷行為を受けていたこと、金銭の要求や、使い走りの強要などがあったことを報告し、これまでの「いじめはなかった」と繰り返していた姿勢から一転して、「いじめはあったと判断する」と述べた。
出典;「滝川高校いじめ自殺事件」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』2018年6月1日 (金) 12:44 UTC
加害者の処分
①いじめを行っていた4人を逮捕した
9月17日フットサル仲間だった西宮市在住の同級生の少年が恐喝未遂容疑で逮捕された。
出典;「滝川高校いじめ自殺事件」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』2018年6月1日 (金) 12:44 UTC
9月25日に2人が逮捕され10月29日にも1人が逮捕された。
出典;「滝川高校いじめ自殺事件」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』2018年6月1日 (金) 12:44 UTC
②逮捕された4人全員に対し神戸地検は「少年院送致が相当」とする意見書を付けた
逮捕された4人すべてに対し神戸地検は「少年院送致が相当」とする意見書を付けている。
出典;「滝川高校いじめ自殺事件」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』2018年6月1日 (金) 12:44 UTC
教師等の処分
①学校長は、いじめ防止対策をまとめ、引責辞任した
2008年3月、いじめ防止対策をまとめ、学校長は引責辞任した。
出典;「滝川高校いじめ自殺事件」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』2018年6月1日 (金) 12:44 UTC
②教頭は、滝川第二高等学校への配置転換および一般教員への降格処分を受けた
③学園長・校長は、減給処分を受けた
④他の教諭は、訓戒処分を受けた
教頭は滝川第二高等学校への配置転換および一般教員への降格がなされ、学園長・校長も減給処分、他の教諭も訓戒処分を受けた。
出典;「滝川高校いじめ自殺事件」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』2018年6月1日 (金) 12:44 UTC
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