- 2020-5-3
- 日本のいじめ事件史
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事件名:尼崎市立園田東中学校いじめ自殺事件
事件発生日:2017年12月20日
発生地域:兵庫県尼崎市
事件概要:当時中学二年生の女子生徒がいじめを苦に、自宅で首を吊って、自殺を図った事件。
兵庫県尼崎市の市立中学2年の女子生徒(14)が今月20日、自宅で首をつって死亡していたことが25日、尼崎市教育委員会への取材で分かった。女子生徒は遺書のようなメモを自宅に残しており、自殺の可能性が高いとみている。
加害者達のいじめ行為
①「きもい」「ぶた」などと陰口を言った
②面と向かって「死ね」などと言った
③LINEで誹謗中傷した
女子生徒は同年10月ごろ、クラス内で特定の女子グループから「きもい」「ぶた」と陰口を言われ、次第に「死ね」など攻撃的な悪口を直接浴びるようになった。12月には、部活動をめぐって部員らからもLINE(ライン)で一斉に誹謗(ひぼう)中傷された。第三者委はこれらをいじめと認定した。
④被害生徒からの相談を放置した
⑤被害生徒が部活内でのトラブルを周囲に吹聴していると誤解し、理不尽に叱り付けた
女子生徒は11月の学校のアンケートで「友達に嫌なことをされたり言われたりする」という質問に「すごく当てはまる」と回答。部活動も「嫌だ」と漏らしていた。だが担任は状況を聞き取らず、女子生徒が信頼していた部活動の元副顧問も受け流していたという。
12月20日、部活動のトラブルを女子生徒が言いふらしていると思い込んだ学年主任に「口止め」され、さらに別の教諭が激しく叱責。女子生徒はこの日、帰宅後に自殺した。第三者委は「生徒は何度もSOSを出していたが、教諭らは耳を傾けることはなかった。理不尽な叱責を受け、学校そのものに絶望した」と判断した。
加害者の処分
教師等の処分
①当時の校長が、減給10分の1(6カ月)の懲戒処分となった
②30代男性教諭が、減給10分の1(3カ月)の懲戒処分となった
③担任の30代女性教諭と部活動の顧問の50代男性教諭が、減給10分の1(1カ月)の懲戒処分となった
2017年に兵庫県尼崎市立中学2年の女子生徒=当時(13)=が自殺した問題で、同級生らのいじめに適切に対応しなかったとして、兵庫県教育委員会は3日、当時の校長を減給10分の1(6カ月)にするなど教職員4人を懲戒処分にした、と発表した。
ほかに、女子生徒の相談を聞かずに一方的にしかったとして、30代男性教諭を減給10分の1(3カ月)にした。男性教諭は退職の意向を示している。担任の30代女性教諭と部活動の顧問の50代男性教諭も減給10分の1(1カ月)とした。
④尼崎市教育委員会の60代の男性部長が、減給10分の1(1カ月)の懲戒処分となった
2017年に兵庫県尼崎市立中学2年の女子生徒=当時(13)=が自殺した問題で、いじめの調査など対応が不適切だったとして、同市教育委員会は30日、60代の男性部長を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分とした。
⑤尼崎市教育委員会の50代の男性教育次長が、訓戒処分となった
⑥当時の教頭だった50代の男性課長が、文書厳重注意となった
⑦既に退職している前教育次長と元課長が、「減給相当」となった
また50代の男性教育次長を訓戒、当時同校の教頭だった50代の男性課長を文書厳重注意とした。
さらに既に退職している前教育次長と元課長を「減給相当」とした。前教育次長は月給10%の2カ月分、前教育長も同3カ月分を自主返納する意向という。
民事裁判
①被害生徒の母親が、尼崎市に損害賠償を求めた
2017年12月、兵庫県尼崎市立中学2年の女子生徒=当時(13)=が自殺した問題で、同級生らのいじめに適切な対応を取らなかったとして、女子生徒の母親(48)が同市に損害賠償を求めた訴訟の弁論準備が1日、神戸地裁尼崎支部であった。同市はいじめの有無を争い、教員や学校の対応に違法性はないと主張した。
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