
事件名:神林村(現;村上市立)平林中学校いじめ自殺事件
事件発生日:2006年11月14日
発生地域:新潟県岩船郡神林村(現・村上市)
事件概要:ズボンを脱がされた男子生徒がその後自殺した事件
加害者達のいじめ行為
ズボンと下着を女子生徒の前で脱がせた
同校などによると、男子生徒は14日午後5時半ごろ、同級生3人と徒歩で帰宅。同6時半ごろに夕食を食べた後、行方が分からなくなっていた。
同日午後の掃除時間中に、複数の生徒が見ている前で同級生1人にズボンなどを下げられ、その後の授業は泣きながら受けていたという。
異変に気付いて声をかけた担任教諭には「大丈夫」などと答えたが、一緒に下校した3人には「死にたい」などと漏らしていた。
放課後の委員会や部活動にはいつも通り参加していた。
同校では、ふざけてズボンを下げる遊びがはやっていた。
男子生徒はこれまでに2、3回、同級生にからかわれるなどしたという。
加害者の処分
なし
教師等の処分
なし
調査委員会の調査結果
①調査委員会は、男子生徒が継続して一方的にからかわれたという事実が認められないという点などからいじめを否定した
③ズボンを脱がした点については、日常的なからかいだったとし、それを深刻に受け止めた事が原因で「衝動的」に自殺に至ったとした
新潟県神林村で昨年11月、村立平林中2年の男子生徒(当時14歳)が同級生にズボンを下ろされた後に自殺した問題で、有識者で作る同村教委の事故調査委員会(委員長・神村栄一新潟大助教授)は22日、「(自殺は)やや衝動的なものだが、いじめ自殺には当たらない」とする報告書を村教委に提出した。
調査委は、同校で生徒間のズボン下ろしが流行し、男子生徒も仲良しの同級生にズボンを下ろされた点や、男子生徒が一方的、継続的にからかわれた事実が認められなかった点などからいじめを否定。
「日常的なからかい合いで発生したトラブルを自らの将来を展望できないほど深刻に受け止めた」と説明した。
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