
事件名:仙台市立館中学校いじめ自殺事件
事件発生日:2014年9月21日(27日に死亡)
事件発生地域:宮城県仙台市
事件概要:当時中学1年生の男子生徒が、いじめを苦に自殺を図った事件
いじめ被害を訴えていた、仙台市立中1年の男子生徒が2014年9月に自殺した。
遺書はない。
加害者達のいじめ行為
①掃除の時間の際に、からかって泣かせた
②合成写真を作られ、LINEで流された
③被害生徒と共に来たショッピングセンターで隠れて、一人きりの状態にさせた
④生徒指導が行われた事を逆恨みして、「チクった」と非難した
⑤「変態」「寝癖がひどい」と中傷した
1 5月下旬、掃除の時間にからかわれて泣いた。
2 6月に、アイドルグループとA君が並んだ合成写真をLINEで流された。
3 7月。ショッピングセンターで、友人が隠れたのでA君が1人きりになった。
4 3の件で生徒指導のため臨時学年集会が開かれたが、A君は欠席。登校したら友人から「チクった」と言われた。
5 4のあと、「変態」や「寝癖がひどい」と言われた。
加害者の処分
なし
教師等の処分
なし
民事裁判
①遺族は、市と加害生徒7人の責任を追及するため、民事調停を申し立てた
②3回の審理を行ったが、加害生徒7人がいじめを否定した為、調停は不成立となった
③遺族は、市と新たに1人を追加した加害生徒8人に対して、5500万円の損害賠償を求める民事訴訟を起こした
’15年12月。
遺族は、市と「加害生徒」7人に対し、事実関係の究明と責任の所在の確認を求める民事調停を仙台簡裁に申し立てた。
遺族側は「市はAの自殺の危険性を十分予測できたのに適切な措置を取らなかった。加害生徒からは今も謝罪がない。調停で責任の所在を明らかにしたい」と主張。
だが、今年2月に始まった調停は6月まで3回の審理を重ねたが7人はいじめを否定、調停は不成立となる。
遺族は6月30日、市、そして8人の生徒に対して約5500万円の損害賠償を求める民事訴訟を起こした。
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