社長Aによる最終面接を経て、私は、渋谷区にあったIT企業Xに就職しました。
配属先は、経営企画部で、求人登録票の業務内容欄には、「マーケティング」「営業戦略」「商品企画」「新規事業開発」「有力発行者開発」「ブランディング戦略」「会社の新しい道を拓く。適正により幅広い業務をお任せします」「事業の立ち上げ・マネタイズ、コンテンツ拡充戦略、イメージ戦略等、幅広くご担当いただきます。」と記載されていました。
最終面接の際も、社長Aから「総合的に何でもやって欲しい」との要望があり、内定通知書を受領した際にも、上司となる経営企画部長Bから「求人登録票記載の通り、幅広い業務を担当してもらう」「まずは、IT系の専門用語に慣れて欲しい」「有料のメルマガを自腹でとって、読んでみて欲しい」「当面は、自分が今やっている有料サロンの仕事を手伝って欲しい」との指示を受けました。
そして、平成27年2月10日、私は勤務を開始しました。
同日以降の業務内容は、事前の説明通り、多岐にわたり、横断的で幅広いものでした。
具体的には、以下の通りです。
2月10日 「営業」「発行者開発」「媒体営業」の会議に参加。
2月12日 ニュースメディアとの打ち合わせに同席。
2月13日 マスメディアとの打ち合わせに同席
2月18日 「メルマガ発行候補者」との打ち合わせに同席。
2月20日 経営企画部長Bから有料サロン事業に関する調査を指示されていた為、「イベント会社」を一人で訪問。「広報会議」に参加した後、経営企画部長Bに「イベント会社」とのやり取りについて報告。その後、企画を丸投げするような物言いをされたので、認識の相違を解消する為、話し合い。
2月23日 有料サロン事業に関する調査の為、「イベント会社」との打ち合わせに同席。
2月24日 有料サロン事業に関する調査の為、「イベント会社」との打ち合わせに同席。
2月25日 有料サロン事業に関する調査の為、「イベント会社」との打ち合わせに同席。
3月4日 経営企画部長Bの許可を得て、親しくなった営業部員Dと共に客先を訪問。
3月8日 制作部から「ページデザインを考えて欲しい」との依頼を受け、この業務に従事。
尚、この間に、私は、他の従業員達と会食や談話をするなどして、親睦を深めました。
具体的には、以下の通りです。
1 入社初日から、総務部に所属していた契約社員の年下男性1名と頻繁に会食をするようになりました。その後、制作部に所属していた契約社員の年上女性1名も加わり、共に会食をしました。二人からは、雑談話の他、従業員の性格に関する話、従業員同士の関係性に関する話、役員間の争いに関する話、経営企画部長Bの過去の言動や性格に関する話、パワハラに関する話、会社が被告となった労働裁判の話、会社の財政状況に関する話、組織編制に関する話などをして頂きました。
2 2月16日、就業後、システム部長Cに誘われ、営業部員D、制作部長と共に会食。雑談話の他、前職や家庭に関する様々な質問をされました。翌日、出社した際には、前日のお礼を交わし、談笑しました。
3 夕方の休憩中に水分補給をしている際、女性社員1名と男性社員2名と談話。経営企画部長Bの過去の言動や性格に関する話、制作業務に関する話、営業に関する話、などをして頂きました。
昼休憩中、後に営業部長となる人物と複数回談話。営業に関する話、従業員同士の関係性に関する話、役員間の争いに関する話、経営企画部長Bの過去の言動や性格に関する話、組織編制に関する話などをして頂きました。
4 3月3日の就業後、営業部員Dに誘われ、契約社員の年上男性と共に会食。会社で起きたトラブルに関する話、従業員同士の関係性に関する話、役員間の争いに関する話、システム部長から社長に就任した社長Cや経営企画部長Bの過去の言動や性格に関する話、営業の売り上げ金額に関する話、などをして頂きました。また、契約社員の年上男性から「この会社は言うことがコロコロ変わるから、何かする時は、しっかりエビデンスを残した方が良い」とのアドバイスを頂きました。

入社から1か月後の3月10日、私は、社長Cに誘われ、経営コンサルタントと共に会食をしました。
その際、社長Cから、会社についての見解を求められ、良い点についてのみ回答すると「もっと尖った意見が聞きたい」「福島の原発に行っていたのに柔らかすぎる」「もっと暴れて良い」と告げられました。
そして、その会食後、私は、社長Cに会議室に呼ばれ、「課題発見能力を発揮して、同僚Eと共に、俺の右腕左腕として働いて欲しい」と言われ、社長付の特命チームに参加するよう指示されました。
私が「特命チームにおける私の上司は、同僚Eさんでしょうか?」と質問すると、社長Cは「同僚Eが上司というわけではない」と回答し、私が承諾したことに、嬉しそうな表情を浮かべていました。
〇登場人物
私・・・経営企画部員。社長交代後、特命チームに配属される。
社長A・・・最終面接をして、私を採用した人物。私が入社し、1ヶ月経たずして、社長を退いた。
経営企画部長B・・・一次面接をした人物。私に、有料オンラインサロン事業の調査計画を指示する。
システム部長C(社長C)・・・社長Aの後に社長になる人物。「課題発見能力を発揮して、同僚Eと共に自分の右腕左腕として働いて欲しい」と言って、私を特命チームに配属させる。
営業部員D・・・営業に同行させてくれた人物。
経営コンサルタント・・・元有名ベンチャー企業の経営企画部長の経歴を持つフリーの経営コンサルタント。私に、経営理論やおすすめの本(戦略サファリ・V字回復の経営)を教えてくれた。
同僚E・・・私より数カ月前に入社した経営企画部員。社長交代後、特命チームのメンバーとなる。
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