旭川女子中学生いじめ事案

親が自分の「生き辛さ」に気付かなければ、子供は苦しみ続ける


子供は、親の「価値観」だけでなく「生き辛さ」も受け継ぐ。

幼い頃から、「人に迷惑をかけるな」と言われ、甘えることを許されなかった者は、親になると、子供に対して「一人でなんでもできるようになりなさい」と教える。

幼い頃から「あれを手伝って、あれを持ってきて、付いて来て」と言われ、親の負担を強いられてきた者は、親になると、子供に対して「家族で支え合うことが大事なのよ」と教える。

何に対する我慢であるか、負担が何であるかは、大した問題ではない。

問題の本質は、我慢と負担の水準である。

高すぎる我慢と負担の水準が「生き辛さを生み出すのだ。

家庭の中で作られた我慢と負担の水準は、他の場面における我慢と負担の水準にも影響を及ぼす

器用に区別することができれば、問題にはなり得ないが、発達過程にある子供はそうもいかない。

過度な我慢や負担を強いられて育った子供は、様々な場面において「人に迷惑をかけてはならない」「甘えてはならない」「一人でも生きていけるように努力をしなければならない」「支えなければならない」「助けなければならない」という「生き辛さ」を抱えることになるのだ。


また、幼い頃から、冷たい口調捲し立てられた者は、親になると、子供に対して、冷たい口調で捲し立てる

家族との関係が希薄な者は、家族との接し方が解らず、深い関りを避ける

温かいご飯を作って貰えなかった者は、冷凍食品でも上等であると考える

といったこともある。

これらは、偏った接し方」「関わり方」「受け止め方」だ。

親から継承される「生き辛さ」は、多岐に渡るのである。


こうした「生き辛さ」は全て、世代を超えて親子間で継承されてきたものだ。

だから、簡単には抜け出せない

しかし、子供の生き方のベースは、学童期までに親から学習した「価値観」と「生き辛さ」で構成されているから、その「生き辛さ」から脱却する為の道標を立ててあげられるのは、やはり親だけなのである。

親が自分の「生き辛さ」に気付かなければ、子供は苦しみ続ける。

その事を知っているだけでも、「生き辛さからの脱却」の可能性は幾分か上がるのではないだろうか?


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