旭川女子中学生いじめ事案

加害児童生徒や教師の落ち度を追及する親の言動が、子供たちを更に苦しめている


自分の子供が

クラスメイトから避けられ

やっとできたお友達が離れていかないようにお菓子などを奢り

異性の友達に下着姿や下半身の写真を送って欲しいとお願いされ、送り

そのことを仲間内にバラされ、その場のノリで自慰行為を見せたら、ものまねをされ

「死にたい」という気持ちを思わず漏らしたら、注意され

やり場のない気持ちを解消するために、川に入り、泣き叫ぶ事態になったとしたら。

私は「どうしてこんな事態になるまで自分は気付かなかったんだ。」と嘆くだろう。

そして、我が子が抱えていた寂しさに対する、悲しみと、申し訳なさと、悔しさに、涙を流しながら、謝り「もう大丈夫だよ」と言われるまで、くっついて離れない筈だ。

食べたいと言ったものは何でも食べさせてあげて、買えるものは有害なものでなければ何でも買ってあげて、発作を起こしたら、収まるまで、ずっと背中をさすっているだろう。

叶えてやれることは何だって叶えてやる。

他のことなんてどうでも良い。

生活保護を受けて、ずっとそばにいる。

夜、どうしても寝れなかったら、一緒に起きて、ゲームをしたり、映画やアニメを見て、夜食やお菓子を食べたりするだろう。

昼夜逆転生活は少しずつ直せば良い。いつか勝手に治る。

直す為に頑張って起きてるなら勿論一緒に起きてる。

散歩ができるようになったら、行きたい場所を聞いて、どこまでだって付き合うに違いない。


涙を流して、いじめの記憶を語り始めたら、顔を見ながら、しっかり話を聞く。

そして、子供が体験したことと、体験についてどう考えているかを整理する。

その上で、「何故それが起きたのか」「どのように整理して乗り越えていくべきなのか」を、一緒に考えるだろう。

もちろん、そこには、親である自分の落ち度も含まれる。

何なら、そこを強調して、子供の落ち度は可能な限り過小評価するだろう。

「相手児童生徒や教師が悪人だったから悲劇が起きた」という結論に導くことは絶対にしない。

社会に対する不安を更に増大させる上に「自分は運が悪かっただけ」という整理しかできなくなるからだ。

そうなれば、被害感情を前向きなものに転換させることはできなくなる。

相手児童生徒と対話をする機会もないのだから、それは絶対にしてはいけない。

「こういったことは、よくあることだから、自分だけが酷い目に遭っていると思う必要はない。実際にこういったことも、ああいったこともある。(具体例を出す)」

「人(相手児童生徒)というのは、そういうもの。」

「思春期(又は学童期)の子供というのは、こういうもの。」

「話を聞く限り、あなたには、この部分に落ち度があったかも知れない。」

「しかし、その原因は、あなたの目の前にいる私のこの部分とあの部分にある。(論理的に、不自然に思われない程度に強調する)」

「これは私たち親子の問題。」

「私たち親子が幸せになるために、どうすれば良いのかを考えるための課題。」

「だから、一緒に解決していこう」

と言って、子供の認知の歪みを、一つずつ、丁寧に直していくことで、成長への期待や未来への希望を抱かせるのだ。

それができるのは、親だけである。

相手児童生徒や教師の落ち度を追及すれば、その機会は失われ、子供は社会への不安を更に増大させる。

そして、いじめの記憶はいつまでも前向きなものに転換していかないばかりか、子供は、自分のボロボロの生活を見て、「いじめ」や「社会」に対する、怒りや憎しみ、悲しみや寂しさを、募らせていくだろう。

子供は、いじめのことを思い出したい訳じゃない。

忘れられないのだ。

忘れられないのは、被害を受けたからではない。

被害感情を丁寧に整理してくれる親がいないからである。

加害児童生徒や教師の落ち度を追及する親の言動が、子供達を更に苦しめているのだ。


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