目次
第一段階:社会的攻撃から守る
関係生徒や家族に対するネットリンチを止めることを最優先にした。
報道やネット上の情報に誤りや偏りがあると考えた部分について、動画やライブ配信などで修正を図った。
同時に本人や家族との信頼関係を作った。
・独自調査を開始:遺族にメッセージを送る、亡くなった女子生徒のネットの友人(複数人)に聴き取り、関係生徒Bの友人に聴き取り、北星中学校周辺の住民(複数人)に聴き取り(2021年4月16日~4月18日)


・YouTubeに『空白の1年5カ月と発達障害』を投稿(2021年4月19日)

・YouTubeに『少年の画像をバラ撒いてるそこのお前』を投稿(2021年4月19日)

・関係生徒Aと対話開始(2021年4月26日)

・関係生徒Aに聴き取り(2021年4月28日)

・旭川市教育委員会及び北星中学校に、本件に関わる9項目【①中学校生徒指導要録、②学校事故報告書(いじめ又は不登校に関するもの)、③職員会議録(いじめ又は不登校が議題となった回のもの)、④個人指導票に関する進路指導書、⑤いじめに関するアンケート(当該生徒に対するいじめに関して行われたものと全校を対象として実施されたもの)、⑥聴取書、調査書、相談記録(当該生徒に対するいじめに関するもの)、⑦いじめ認知及び学校側から教育委員会に情報共有された関係文書、⑧学校事故報告書に関わる文書、⑨小学校と中学校間の申し送り等文書】の記録開示を求めるオンライン署名を開始(2021年5月1日)
旭川市教育委員会及び旭川市立北星中学校は、亡くなった女子生徒のご遺族に対し、いじめに関わる記録を「直ちに」開示せよ!
・YouTubeに『A子は無実の罪を着せられている』を投稿(2021年5月2日)

・遺族が自身の妹「ちゃむ」を名乗って電話をかけてくる(2021年5月3日)
・関係生徒Aの保護者に聴き取り(2021年5月4日)
・芸術作品を発表し、5ch鬼女の反応を把握する(2021年5月4日)


・遺族に聴き取り(2021年5月10日~)

・関係生徒Aに聴き取り(2021年5月13日)

・『A子の供述調書』を掲載(2021年5月15日)

・関係生徒Aに聴き取り(2021年5月31日)

・YouTubeライブ配信開始(2021年6月7日~)


・支持者を集め、ネットリンチ撲滅集団『秘密掘削隊』を結成(2021年6月18日)


・文春オンラインのインタビューで、いじめがあったと決めつけた尾木直樹氏を非難(2021年6月22日)
第二段階:遺族との信頼関係を作る
遺族から抗議や批判を受けても、関係を切らずに応酬した。
理屈には理屈、感情には感情で返した。
その一方で、双方が疲れてきたところで小さな譲歩を重ねた。
「敵対している相手」から、「意見は違っても話ができる相手」へ関係を変えていった。
・社会活動家Kと遺族の友人Tが支援の会「みんなのさあや」の設立を発表したことを踏まえ、支援の会「みんなのまほふうと」の設立を発表(2021年6月27日)


・遺族とメッセンジャーで激しい口論の後、譲歩し、和解。社会活動家Kとの関係悪化の事実と遺族の友人Tの人柄に関する話を聞き、遺族の友人Tへの謝罪のメッセージを預ける(2021年7月6日)

・遺族の協力を得て、遺族の友人Tと和解(2021年7月6日)

・遺族の「関係生徒に対する怒り」の原因を確認(2021年7月9日)

・遺族とはじめての通話、肉声を確認(2021年7月16日)

・関係生徒Aが、永山中央公園に行き、献花場所にて弔問(2021年7月24日)

・YouTubeに『【秘密掘削隊】旭川女子中学生い○め自○事件 総括』を投稿(2021年8月13日) ※遺族に関する噂を否定

・支援者たちと共に、お供えの花を贈る(2021年8月15日に到着)
・秘密掘削隊アカウントの作成(2021年8月18日)

第三段階:早期和解を目指す
全国規模のバッシングの中で、長期間正面から争うことは本人と家族にとって現実的ではないと判断した。
そこで、厳密な事実解明よりもまず本人たちを救い出すことを優先した。
認められる事実は認めてもらい、遺族との和解によって争いを終わらせようとした。
この段階では、ある意味で「真実の完全な確定」より「修復と救済」を重視していた。
・遺族が指摘している被疑事実6件を確認(2021年9月21日)
・遺族と対面(2021年9月23日)
・関係生徒A宅を訪問(2021年9月23日)
・関係生徒Aの職場を訪問、関係生徒Aと対面(2021年9月23日)

・確認した6件の被疑事実を7件に整理(2021年9月24日)
・永山中央公園献花場所清掃(2021年9月24日)
・関係生徒A宅で聴き取り(2021年9月24日)
・整理した7件の被疑事実を8件に整理(2021年9月25日)
・遺族宅を訪問し弔問、その後、遺族他3名と会食(2021年9月25日)
・遺族代理人弁護士と共に関係生徒Aに聴き取り(2021年9月25日)※ 早期和解を実現する為に、強引に自白を引き出した(私が圧迫をした)
・関係生徒A宅で関係生徒Aが当時使用していたスマートフォンを受領(2021年9月26日)

・遺族他1名と会食、関係生徒Aが当時使用していたスマートフォンを提出(2021年9月26日)
・遺族から「社会活動家Kの団体が娘の顔写真を無断で使用していて困っている」という相談を受け、写真使用と署名の妥当性を問う抗議活動を開始する(2021年9月30日)
・社会活動家Kの団体に対し、亡くなった女子生徒の顔写真の使用中止を求めるオンライン署名を開始(2021年10月5日)
旭川いじめ事件被害者の顔写真を無断使用しないで下さい!!遺族が心を痛めています!!

・文春オンラインが報じた「担任教師の発言」の全部が記者の創作であること、NHK『クローズアップ現代』が報じた「教頭の発言」の一部が遺族代理人弁護士の創作であること、を遺族から告げられる(2021年10月30日)
・遺族に「関係生徒Aの回答記入済みアンケート用紙(第三者委員会宛)」を送付(2021年11月10日)※ 2021年9月25日に「強引に引き出した自白」の内容を踏まえて、私が回答を考え、関係生徒Aに記入をさせた


・YouTubeに『ココロを開いて』を投稿(2022年1月22日)
・第二回保護者説明会の開催を求めるオンライン署名を開始(2022年1月28日)
旭川市立北星中学校と旭川市教育委員会による『第二回保護者説明会』の開催を求めます(旭川女子中学生いじめ凍死事件)

・亡くなった女子生徒の一周忌に参加(2022年2月13日)

・関係生徒Aの供述録取書の確認及び署名の場に同席(2022年2月15日)
・関係生徒Bに聴き取り(2022年2月16日)
・関係生徒Aと記念撮影(2022年2月16日)



・遺族側から、関係生徒Bへの聴き取り等について正式な依頼を受ける(2022年2月20日)
・関係生徒Bに聴き取り、供述録取書の作成(2022年2月20日~)
第四段階:修復路線への疑念
関わりを続ける中で、遺族側が相互譲歩や関係修復よりも、「勝つこと」や「誰かに責任を押し付けること」を目的にしていると判断し、関係を切り、予定していた学校擁護(反論の機会〈保護者説明会〉を用意した上で、2021年10月30日の遺族の証言を踏まえた擁護をすること)に舵を切った。
・遺族側に和解(修復)の意思が見られないと判断し、依頼を辞退する(2022年3月3日)
・第二回保護者説明会の開催を求め、旭川市議会に陳情を提出(本文:普津澤、提出者:旭川市在住の支援者K)(2022年3月8日)
・関係生徒Bが、旭川在住の支援者Nの協力を得て、永山中央公園に行き、献花台にて弔問。同日、旭川市の遺族代理人弁護士Mの事務所に遺族宛の手紙を送付(2022年6月15日)


・関係生徒Aが、旭川市の遺族代理人弁護士Mの事務所に遺族宛の手紙を送付 ※ 2021年9月25日に「強引に引き出した自白」の内容を踏まえて、私が文章を考え、関係生徒Aに、改変せず、そのまま書いて送付するよう指示した(2022年7月24日)

仲介役だった私が遺族側の依頼を辞退し、その後の連絡も断ったため、早期和解を望んでいることについては、改めて明確に示しておく必要があると考えた。
強引に引き出した自白であったが、結果として友人が亡くなるという事態にまでに発展してしまったことに対する漠然とした自責感や、早期和解の話が進んだことによる安堵のような感情が確認できたため、2021年9月25日に形成された早期和解の流れを解消して、全面的な否認に転じ、裁判等で争うことは、関係生徒Aの利益にならないと考えたからである。
そこで、態度を曖昧にせず、抵抗の意思がないことを示すために、あえて「先輩の立場を利用して、自ら積極的にいじめをしてしまいました」という一文を挿入した。
ただし、これは事実関係について私が最終的な評価を確定したという意味ではない。
早期和解を成立させるための意思表示として、強い表現を選んだものである。
また、早期和解とは別に、関係生徒A自身が、当時の自分と向き合う必要はあると考えていた為、定期的に聴き取りを続けた。
その中で、自慰行為の強要があったとされる日の発言について、関係生徒Aは、「早くやれば?」「やってみせてよ」というものではなく、北門中の生徒から「Aはどう思う?」と尋ねられた際、早くその嫌な雰囲気から抜け出したいという気持ちから、投げやりに「やるならやれば?」という趣旨のことを言ったように思う、と説明した。
この説明は、私が何らかの回答を求めたり、認めるよう迫ったりした場面で出たものではない。
通常の会話をした後の、比較的くだけた雰囲気の中で本人から語られたものであった。
もちろん、数年前の出来事についての記憶である以上、その正確性には限界がある。
それでも、少なくとも2021年9月25日のような圧迫的な状況で形成された供述とは性質が異なることから、私は、この後の説明の方が本人の記憶や認識をより自然に反映している可能性が高いと考えている。
・関係生徒Bの実の父親(別居)のインタビュー記事を掲載した文春オンライン記者及び関係生徒Bの実の父親を批判(2022年8月12日~)
このインタビュー記事をきっかけに、私の中で考え方が少しずつ変わり始めた。
修復や和解を求め続けるだけでは守れない人がいるのであれば、必要な相手とは正面から戦わなければならない。
そうした覚悟が、この頃から徐々に固まり始めた。
・YouTubeに『【音声】北星中学校第二回保護者説明会 中山教頭編【旭川女子中学生いじめ凍死事件の真実】』を投稿(音声提供者:旭川市在住の支援者Y)(2022年11月18日)
・YouTubeに『【音声】北星中学校第二回保護者説明会 旭川市教育委員会編【旭川女子中学生いじめ凍死事件の真実】』を投稿(音声提供者:旭川市在住の支援者Y)(2022年11月18日)
・YouTubeに『【音声】北星中学校第二回保護者説明会 北星中校長編【旭川女子中学生いじめ凍死事件の真実】』を投稿(音声提供者:旭川市在住の支援者Y)(2022年11月18日)
【北星中学校第二回保護者説明会 中山教頭編の感想】と題した記事を掲載(2022年11月19日)

【旭川女子中学生いじめ凍死事件 金子校長は何を間違えたのか】と題した記事を掲載(2022年11月24日)

【『菅野未里』は間違っていない】と題した記事を掲載(2022年11月25日)


・関係生徒Aが、永山中央公園に行き、献花台にて弔問(2023年1月24日)

第五段階:公平な事実認定を求める
修復を諦め、少しでも公平な調査が実施されるよう、公平性・中立性・手続の妥当性を強く訴えた。
・「(仮称)旭川市いじめ防止条例骨子案」に対する意見書を旭川市教育委員会に提出(本文:普津澤、提出者:旭川市在住の支援者E)(2023年3月17日)
・公平中立な調査を求めるオンライン署名活動を開始(2023年6月19日~)
公平中立性に疑いがある『旭川市いじめ問題再調査委員会』による「加害生徒ABに対する聴き取り調査」に、加害生徒ABの代理人(ボランティア)の同席を求めるオンライン署名
※ 「加害生徒」という表現は、早期和解の可能性をギリギリまで残すため、関係生徒A・Bが抱いていた「亡くなるという事態にまで発展してしまったことへの漠然とした自責感」を外部に示す目的で用いたものである。当時も現在も、この呼称だけをもって両名の行為や責任についての評価を確定させる意図はない。

・公平中立な調査を求め、旭川市議会に陳情を提出(本文:普津澤、提出者:旭川市在住の支援者K)(2023年7月4日)
・家庭環境調査を優先するいじめ調査の中止を求め、旭川市議会に請願を提出(本文:普津澤、提出者:旭川市在住の支援者E)(2023年8月16日)



・いじめ防止条例に「家庭調査の必要性」または「いじめの実態が明らかになる前に家庭環境調査をしてはならない、という内容の条文」を明記することを求め、旭川市議会に二件の陳情を提出(本文:普津澤、提出者:旭川市在住の支援者K)(2023年12月25日)
第六段階:公的評価への対抗
「再調査委員会から公平な報告書が出ることは期待できない」
「このままでは、謂れのない誹謗中傷を受け続けている人達の名誉が回復されない」
「本人や家族の心身の安全にも深刻な影響が及ぶ」
と判断した。
そこで、入手した「マスキング処理がされていない第三者委員会報告書」を公開し、一般に知られていなかった情報を社会に出した。
シンポジウムでも、それまで社会的に不利な立場に置かれていた学校側に寄り添う立場を取った。
つまり、制度内部の調査に期待する段階から、自ら社会に情報を出し、社会的評価の修正を図る段階へ移った。
・マスキング処理がされていない第三者委員会報告書を公開(2024年6月24日~)


・多数の報道機関から取材を受ける(取材対応:普津澤、マスコミへの情報提供:二宮)(2024年6月24日~)
・名誉回復を求める陳情を提出(本文:いじめ撲滅ドットコムコメント主、提出者:旭川市在住の支援者K)(2024年7月19日)
・北海道経済の取材を受ける(取材対応:普津澤、北海道経済への情報提供:二宮)(2024年7月20日)
・YouTubeに『【音声公開】北星中学校元校長 金子圭一【盛りに盛られた旭川女子中学生いじめ凍死事件】』を投稿(2024年8月1日)
・『北海道経済』2024年9月号に関連記事掲載(2024年8月16日)



・YouTubeに『【独占インタビュー】 金子圭一元校長が打ち明ける学校と市教委の葛藤【旭川女子中学生いじめ凍死事件の真実】』を投稿(2024年8月26日)
・YouTubeに『【独占インタビュー】 文春オンラインB男『赤井楓翔』の回想 其の一【旭川女子中学生いじめ凍死事件の真実】』を投稿(2024年9月1日)
・YouTubeに『【独占インタビュー】 文春オンラインB男『赤井楓翔』の回想 其の二【旭川女子中学生いじめ凍死事件の真実】』を投稿(2024年9月12日)
・北方ジャーナルの取材を受ける(取材対応:普津澤、北方ジャーナルへの情報提供:二宮)(2024年9月24日)
・『北方ジャーナル』2024年11月号に関連記事掲載(2024年10月15日)


・精神科医の野田正彰氏から助言を頂く(2025年1月10日)

・札幌シンポジウム登壇(主催企画:二宮、企画協力:普津澤)(2025年3月23日)






第七段階:全ての人に譲歩を求める
長期間の対立によって、遺族、関係生徒、学校、支援者、周囲の人たちが疲弊してきた。
そこで今度は、特定の誰かを全力で擁護するのではなく、全員に一度自分の責任を考えてもらう段階へ移った。
「誰のせいでもない講演会」を開催し、誰か一人にすべての責任を負わせるのではなく、それぞれが自分にできたこと、自分がしたことを考える必要があると主張した。
そして、「関係のない人などいない」と訴えた。
・旭川講演会開催(主催:上野、企画:普津澤)(2025年6月21日)





・関係者による献花(企画:普津澤、新聞社への情報提供及び取材調整:二宮)(2025年6月22日)
北海道新聞 独自 旭川いじめ 加害認定の3人献花 「申し訳ない」「できることあった」2人が後悔の念語る

・同市で起きた別の自死事案の遺族支援を元校長へ引き継ぐ(2025年6月22日)
第八段階:それでも変わらない現実を受け止める
「誰のせいでもない」と訴えても、理解する者は殆どいない。
多くの人は、誰かのせいにしなければ、気が済まないのだ。
大人は変わらない。
変わることができないのが大人だ。
人の性根は変わらない。
ならば、変われないことを前提とした生き方や接し方、そして、秩序の在り方を考えるしかない。
・「特定の人に責任を集中させる考え方」と決別する(2026年5月~)
第九段階:法改正を求める
これまでの経験を通じて、個々の事案への対応だけではなく、いじめを扱う制度そのものにも問題があると考えるようになった。
そこで、認知・事実認定・評価・責任判断をそれぞれ分けること、重大事態調査のあり方を見直すことなど、法制度そのものの修正を求める段階へ移った。
法改正が実現する可能性は高くないと考えているが、問題を認識しながら何も言わなければ、現在の制度を自ら追認することになる。
そのため、結果がどうなるかとは別に、自分が問題だと考えたことを整理し、社会に示し、必要な改正を求めることにした。
つまり、現実を受け止めた上で、それでも「受け入れること」と「正しいものとして認めること」は別だという意思を示す段階である。
・いじめ防止対策推進法の改正を求めるオンライン署名を開始(2026年8月19日~)

オンライン署名サイト『Voice』
オンライン署名サイト『Change.org』
このオンライン署名に賛同をお願いします!「いじめ防止対策推進法の見直しを求めます― 認知は更に広く、評価はもっと厳格に、重大事態調査は深刻な事案に重点を ―」
林の中の象のように
私は、問題の本質に踏み込んだ法改正が実現する可能性は、極めて低いと思っている。
その理由は、この問題を正確に理解するためには、一定水準以上のIQや論理的思考力に加えて、EQ(感情知能)、抽象的な推論力、認知的複雑性、曖昧さへの耐性、感情を制御する力、複数の立場を想像する力、メタ認知、認知的謙虚さ、批判的思考力、因果関係を考える力、複数の価値を比較衡量する力、情報を吟味する力、同調圧力に流されない力、自分に不都合な事実も受け入れる知的誠実性、そして現実を見て必要であれば自分の方針を修正する柔軟性など、相互に関連する複数の能力や姿勢が必要になるからである。
なぜこれほど多くの能力が必要になるのか。
この問題では、被害を訴えた側に寄り添いながら、疑われた側の権利も守り、被害を広く拾いながら、評価は慎重に行い、事実と評価と責任を分け、不確かなものは、不確かなまま扱わなければならない。
さらに、自分が共感している側に不利な事実が出ても受け入れ、現実を見て、それまで正しいと思っていた方針そのものを修正することも求められる。
多くの人が、こうした能力や姿勢を十分に備えているわけではない。
そのため、本当は複雑な問題であっても、その複雑さをそのまま受け止めることができず、「被害者か加害者か」「善か悪か」といった単純な形に置き換えてしまう。
善悪二元論が広がるのは、単に分かりやすいからではない。
複雑な現実を複雑なまま理解することが難しいため、自分が理解できる単純な形にまで現実を変えてしまうからである。
その結果、本当は両立する考えまで「どちらか一方を選ばなければならない」と考えたり、複数の原因がある問題でも一人の悪者を決めたり、不確かなことにも白黒をつけたりするようになる。
そして、そのような人が多数を占めれば、多数決では当然、その人たちの意見の方が通りやすくなる。
こちらの主張が論理的に否定されたから負けるのではない。
複雑な問題を複雑なまま理解できる人の方が少ないから負けるのである。
だから、私は、問題の本質に踏み込んだ法改正が簡単に実現するとは思っていない。
それでも、問題を知りながら何も言わなければ、私自身が現在の制度を追認する側に回ることになる。
それでは生きられない。
他人が理解するかどうかは、もうどうでもいい。
私は、自分を汚したくない。
現実を受け止めることと、その現実を正しいものとして追認することは違う。
変わらない可能性が高いことは受け止める。
それでも、馬鹿のふりをして、馬鹿のご機嫌を取るつもりはない。
見て見ぬふりをせず、最後まで言うべきことを言う。
林の中の象のように。
孤独に歩む。
いじめ撲滅ドットコム 普津澤峻

この事案と向き合う時
必ず思い出すようにしていました。























































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