いじめられたら「いじめの被害を受けている証拠」を残すようにしよう。
ネット(匿名掲示板、SNS、LINEなど)を使ったいじめ被害を受けているならスクリーンショットを撮る。
物を壊されたら、壊された物をカメラで撮る。
暴力を振るわれたら、怪我をした部分をカメラで撮る。
悪口を言われているなら、悪口を言っている子が君の悪口を言ってるところを、こっそり録音する。
奢らされたら、レシートを残す。捨てちゃったら、お店に行き、事情を説明して再発行して貰う。
そして、「いつ」「誰に」「何をされたか」をノートに書く。
(例1:2月7日3時間目の授業中、しゅんたろうに「数学の点数低くね?」「頭が悪いんだね」と言われた)
(例2:2月7日3時間目が終わった後の5分休み中、しゅんたろうにシャーペンで背中を刺された ※証拠の写真あり)
(例3:2月7日4時間目の体育が終わった後、教室に戻ると、筆箱がゴミ箱に捨てられていた ※証拠の写真あり)。
(例4:2月7日帰宅後、しゅんたろうがLINEのステータスメッセージを「数学の点数低い奴ってwww」に変更した。 ※証拠のスクリーンショット画像あり)
「いじめの被害を受けている証拠」がなければ、「いじめられた」という事実を先生達に認めて貰える可能性は低い。
いじめっ子が「自分が不利になること」を正直に話してくれれば話は別だけど、たぶん、君をいじめている子は、大人たちにバレないようにいじめをしている筈だから、期待はできないだろう。
だから、いじめられたら、まずは「いじめの被害を受けている証拠」を集めることに専念しよう。
「一人では心細い」と思ったら、君が頼りにしている大人に相談して協力してもらった方が良い。
証拠を残したら、今度は、その証拠をPTA会長に渡して、君がいじめられている事実を(PTA会長から先生に)報告してもらおう。
PTA会長を挟む理由は、PTAという団体が、保護者の視点を持った「学校と交渉できる最も強い勢力」だからだ。
ここまで出来たら、あとは先生が法に基づいて対応してくれるのを待っていれば良い。
いじめは、多くの場合、エスカレートする。
早い内に手を打たなければ、君は、更に深く傷つくことになるだろう。
「よくあること」だと思って、受け流してはいけない。
「自分が我慢すれば丸く収まる」と考えて、我慢し続けてはいけない。
「学生時代にいじめられたこと」を忘れられず、苦しみ続けている大人たちは一定数いるんだ。
だから、そうならない為にも、今の内に、しっかりと向き合って、不快な感情を整理しておこう。
やられっぱなしではいけない。
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