アスペルガー症候群は
「後悔」はできても
「反省」はできない
アスペルガー症候群は、以下の特性があり、「反省」をすることが極めて困難である。
1 他人の気持ちを想像することができない(想像力の障害)
→ 見たことのないものを思い浮かべることが困難であるが故に強いこだわりを示す
2 犯したことの社会的な意味を理解できない(社会性の欠如)
→ 違法であることは理解できても、「非難されること」は想定できない
3 コミュニケーションの障害があり、反省に導くのが困難(コミュニケーションの障害)
→ プライドが高く扱い辛い傾向がある
したがって「心からの反省」を減刑(情状酌量)の一要素として考慮するならば、アスペルガー症候群は「圧倒的に不利な立場」といえる。
では、どうするべきか?
以下のプロセスに従って、「反省なき更生」に導く他ない。
1 自分の特性に気付かせる
→ 他者の気持ちを想像する練習をさせ、困難さを自覚させると共に、非難しないように理解を促す
2 損得勘定を刺激する
→ それをしなくては不利であることが明らかな行動に関しては、融通が利かないと評されるほどに、集中して行うことができる
3 健全な自己肯定感を持たせる
→ 褒められた体験が少ない傾向があるため、課題を与え、プラスの評価をする
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